2019年12月1日日曜日

単なる作業者はいらない

単なる作業者は要らない


私は愛知県のとある製造業で働いてます。





部下も30人以上います。

私の部署ではある決められた作業を淡々と行う事
もあれば自分の意思入れが必要な時もあります。


私が今回、このテーマを挙げた理由は

自分の仕事に意思入れがなく
 ただ淡々と作業するのが仕事そのものだと
 考えている人が多すぎるからです。

ここでは何故それがダメなのか述べたいと思います。



事例1:
私の部下であるAさんは現場の班長級です。
現場と言っても純粋な製造現場ではなく、
製品のテストを行う現場です。
彼には数人の部下がおり、その現場を任されてます。

ある時、私は彼に対してこんなお願いをしました。

私『Aさん今度、職場改善の報告をしてくれないか?』

A『え?なんでですか?』

私『例えば今の作業だってやりにくい所とか
  危険と感じる作業とかあるだろ?』
 『そういうのを職場内で吸い上げて
       報告して欲しいんだけど、、』

A『うーん、特にないですね』

A『今の作業は昔やり方を決めて、
 ずっと守ってきてますし
 下手に作業変えると
 テスト結果変わっちゃいますし』

私『なるほど。じゃあこの作業のマニュアル見せてよ』

A『ちゃんとした奴は無いですね』
、、、、、、


私の心の声
『コイツ何言ってるんだ?』
『テメーは何の為の班長なんだ?』



事例2
BさんはAさんの部下です。
彼の仕事はテストを行い、
それを報告書として上司に提出する事です。

この日はいつも決められたテストではなく、
設計者から依頼されたある製品の寸法測定でした。

その製品は開発途上の製品であり、
以前行ったテストの結果が思わしくなかった為、
原因調査の為、寸法測定を依頼された様です。

彼が書いた報告書はこんな感じでした。


〇〇報告書    〇月〇日

目的:△△の寸法測定を行う

結論:以下の通り寸法が把握できた
  (、、以下、結果に続く感じ)


ちなみにこの報告書にはサイン欄があり、
先ほどの上司Aさんも既に承認サインした状態で
私の所に回覧されてきました。


私はBさんにこう言いました。

私『この目的の所おかしくないか?』

B『え?何でですか?』

私『寸法測定するのはこの場合、
  手段であって目的ではないだろう?』

B『どういう事ですか?』

私『製品□□において〇〇試験が
判定NGだった為、原因調査の為
今回寸法測定を行う
の方が良くないか?』

B『じゃあその通りに直します』

私『あと、今回の測定で何か分かったのか?』

B『僕らはただ寸法測定しろと言われただけです』

私『でもどこが寸法外れてて、
どう言った事が原因で
試験NGになったんじゃないかとか
自分なりの考察を書いておいた方が
良いんじゃないか?』

B『それは設計の仕事です』
  、、、、


私の心の声
『お前はただのマシンか?』
『テメーには自分の意見とか無いのか?』




---ここからはまとめになります----


AさんBさんの共通する問題


『自分の仕事に意思入れがなく
 ただ淡々と作業するのが
 仕事そのものだと考えている事』


なぜそれが問題なのか

・人材として成長する事ができない。
・その人オリジナルの付加価値がない。

よって給料も上がっていかないし、
いつか自動化や安い人材などの代わりが出てきて、
その人の仕事が無くなる。


どうすれば良いか?
自身の付加価値を上げる事を意識する。


自分の付加価値を上げる方法は?

単なる作業に終始せずに、『自分はどう思うか』
『なぜそう思うのか』を常に意識する。

例えば仕事でも、プライベートでも
何か見聞きした時、ネットで動画、
ニュースを見た時に

ただボーッと見るだけでなく、
それに対して
『どう思うか?』『なぜそう思うか?』
など、同僚や友達と議論したり、
自分の中で整理したり書きとめておく。
それを普段から意識して継続する。


また上司はAさん、Bさんの様な事例を
見落としてはいけません。

その場で、『どう思うか?』
『なぜそう思うのか?』
を考えさせる事が重要です。

そうする事で個人の成長につながり、
組織が成長していく事で、
結局は自分が楽になっていきます。


以上です。

皆様のご意見をお待ちしています。

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